証−詩−

□−勇−
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いつだって振り向いても
思い出しても
笑う事ができる
過去が欲しかった

歩んだ 道
欲望と絶望の残骸

足の踏み場なんかない

痛々しい多くの犠牲で繋がってる

そんな生き方なんかしたくないのに

結局は自分だって
冷酷な眼をしてる

君と向き合える勇気 欲しかった

決して綺麗で全てが正しいじゃないけど

真っ直ぐ純粋に
素直過ぎるほどの
過去がある君に

光がないなんて言わない
だけど償いきれない
戒めなら覚悟してる
疑う前に
少しでも信じて欲しい

覚悟がなきゃ
夢なんかもたない

どんな壊れモノだって

いつか必要とされる部品という命の欠片なんだから

必要ないって言わないで

つまづいて
転んだって

泥だらけになってまでも

傷だらけになっても

掴み取るまで
もがいてみせる

勇気は貰うんじゃない
自分で作るものなんだ


だって

それが

本当の

生き方なんだから





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