駄文
□ただ、傍にいて。
1ページ/6ページ
「どっか行きてぇとこあるか?」
久々の休日に、アッシュの元を訪れた六が突然尋ねた。
いつも休日は「出かけると疲れる」と言って
家に閉じこもっている六が。
「どういう風の吹き回しですか・・?」
「・・・別に」
すると、六は立ち上がって寝室へ行き
戻ってくると、何やら雑誌を手にしていた。
「こんなもんがあったからよ・・・お前、こういうとこ行きてぇのかと思って」
「あ」
雑誌は、遊園地・テーマパークの特集ものだった。
「それ、ミサキさんが貸してくれたっすよ。特に
行きたいってわけでも・・・・」
「よし、明日ここ行くぞ」
苦笑して否定したアッシュだが、六はそれを遮り
遊園地に行くと言い出した。
「あ、あの・・六さん?」
「・・・別に俺は、今日から明日までずーーっと寝室にこもってもいいんだぜ・・?」
にやりと意味深な笑みを浮かべる六に、アッシュは即答した。
「行きましょう!!是非とも!!」
こうして二人は明日、遊園地に行くことになった。
----