short story
□＆Love
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「ゆうとー！ こっちこっち！」
「ごめんちょっと遅れちゃって…」
「いいよ！ 行こ！」
オレは中島裕翔。
この子はオレの彼女のゆい。
すんごい可愛くて、すんごいいい子。
オレなんかが付き合ってていいのかなって感じの子。
まぁ幸せだからいいけどね！
けど……ゆいには困ったことがひとつ…。
それは――
「裕翔！ これチョーかわいい！！ あ、こっちも！ あぁーっ！ これ新商品！？ 欲しいー！！！！」
この素晴らしい買い物癖。
っていうかもうこれは『買い物』じゃなくて『衝動買い』だね…。
「ねぇ裕翔！ これ着てみて！」
「えぇー…オレが着るの？」
「いいじゃーん。絶対カッコイイから！」
カッコイイ〜？
…仕方ない着てやるか！
「きゃー！！ 裕翔チョーかっこいい！！ これ買お！ すいませーん！」
え。買っちゃうんだ。
スゴイな…。
「はい、裕翔、２５００円だって」
「…出すのオレ！？」