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□【Keito】
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「へ、へい。えくすきゅーずみー!」
「……?」
「あ、えっと…This!」
紙を指差してなんとか伝えようとしてみる。
「…What?」
…伝わってない…。
どうしようかな…。
「えぇと…Tell me!! Please tell me!! …あ、そうだ!」
ポケットから必要になりそうな言葉を書いておいた紙を取り出した。
「んーと…てる、みー、ざ、うえい、とぅー…」
「Hey…Hey!! You makes a fool of others!!! Don't be silly!!」
「…え? え、え…」
なんか…怒ってる?
僕怒られてる? なんで?
「I have no time to spare!!」
「えと…あの…そ、ソーリー…あ、えっと…Sorry」
どうしよう…怒らせちゃったみたいだし、何言ってるかサッパリ分かんないし…。
おじさんはフンと鼻を鳴らして行っちゃった。
やっぱり僕には無理なのかな…。
さっきまでおじさんが座ってたベンチに座ってため息をついた。
「…Are you all right?」
突然、目の前に手が出てきた。
それはすごくやさしい声で、顔をあげるとかわいらしい女の子が居た。