long story

□Loved... 6
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気がつくと、あたしは夕方まで寝てた。
最近睡眠っていう睡眠をとってなかったからかな…。

お父さんもお母さんも帰ってくるのは夜だし…。
何しようかな。




機械的に、隣で充電してあったケータイに手を伸ばす。


…着信?







大貴からだ。

1時にかかってきてたみたいだ。
全然気付かなかった。

どうしよう。
かけ直したほうがいいかな。







…と悩んでると、あたしの心を読んだかのようなタイミングでケータイが震えた。

「ひゃあっ!?」


サブディスプレイには『大貴』の文字。

「……もしもし」
《なんだよ元気ねぇなぁ! 大丈夫かぁ?》

大貴こそ。
そのテンションは絶対に空元気。
もう無理しないでって言いたいけど…そしたら大貴、壊れちゃいそうなんだもん…。

「どうしたの?」
《や、ゆいが学校休むなんて珍しいじゃん?》
「……そうかな…」


大貴と話したら元気が出たのかな…。
段々暑くなってきた。そういえば部屋の中も蒸し暑い。


閉めきってたカーテンと窓を開けてみる。

涼しい風が入ってきた。













…ん?
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