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□【Hikaru】
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とりあえずみんな自己紹介を終えて、やっと心霊スポットに向かった。
電車に乗って揺られながら、各自他のメンバーと話してる。


慧「大ちゃんまずどこ?」

大「これかな。一番近いし」

慧「へー。見して見して。
 …恐怖、魔のトンネル! うごめく怪しい影達!


……どんなネーミングだよこれ」


光「ゆいごめんなーうるさくて」

『いいよぉ! 楽しいもん』

薮「ゆいちゃんは幽霊とかどう?」

『ちょっとコワイかも…』

雄「じゃあじゃあ、あんまり怖すぎたら俺が護ってあげるよ!」

俺とゆいの間に、高木が割り込んできた。

光「おい高木ぃ!! お前取るなっつっただろぉ!」

雄「男として当然のことするまでだろ!
なぁゆいちゃん! いいよなっ」

『えぇー? だって光が怒っちゃうもん』

ゆいがそう言うと、高木は肩を落として落ち込んだ。
さすがゆい!








俺達は大ちゃんの言った駅で降りて、ひたすら歩いた。

なんか段々怪しくなってきたな…。
みんなが緊張し始めてるのがわかる。

大「…この辺らしいけど…あ、あった!」

みんなで大ちゃんの指差した方を見る。
石造りの、ちょっとした揺れでも崩れそうなトンネルがあった。

雄「…すっげ」

慧「っつーかなんか生ぬるい風吹いてくんだけど!」

大「なんか昔車にひかれた霊がさ迷ってるらしい…」

光「うわ…なんかリアルすぎで嫌だな」

薮「とりあえず入ってみようよ」

薮…すげぇな、お前の行動力は…。

 
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