short story![](http://id17.fm-p.jp/data/104/yuinovel/pri/91.gif)
□あの日、あの時、公園で
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「…あ、帰らないと!」
「え、もう?」
「へ?」
ゆいちゃんは俺をキョトンと見つめた。
3秒くらい経ってから自分の言ったことを思い返す。
「…いっ、いやっ! なんでもない!!」
顔から火が出そう、ってのはこのこと言うんだろうな…。
「うち、門限6時なんで…」
「…早いんだね」
「はい…。じゃあ…」
素直に手が振れない。
それは…ただ単に寂しいから、ってだけじゃない。
もし俺がじゃむとあんを失って…そっくりな犬を見たら?
その飼い主と仲良くなったら?
どうして欲しい?