long story
□Loved... 8
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「はぁっ…」
家に帰って、ベッドに倒れ込む。天井を見上げてため息をついた。
最近ため息ついてばっかだ…。
目をつむって知念の言ってたことを思い出した。
自分の気持ちばっか…か。
オレは……自分のことしか考えてない?
ゆいはどう思ってるんだろう。
笑ってくれてたけど、ホントのとこどうなんだ?
なぁ、
オレはどうすればいい?
どうしたらゆいに相応しい男になれる?
どうしたらゆいに好きになってもらえる?
どうしたら…。
疑問が尽きない。
多分オレ、ゆいが伊野ちゃんを好きだったくらいに…いや、きっともっとゆいが好きだ。
大切にしたい。
だけど、オレは自分の気持ち押し付けてたのかもしれなくて…。
ゆいにはそれが迷惑?
じゃあオレは何をしたらいいのか…。
オレは……
もうゆいに近付いちゃダメだ…。