short story

□嘘じゃない
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「なんでそうなるの!? 光のバカ!!」







ゆいはそう言って出ていった。


ケンカ…したんだ。
きっかけはホンット些細な事。


今日は俺の家にゆいが来る日で…部屋に入ってきた瞬間、俺はこう言った。

「ゆいー! 今日も好きだよー!」

そしたら急に不服そうな顔になっちゃった。無言で俺の部屋に置かれてる雑誌読み始めるし。
どうしたの、って聞いてもシカト。
そんな状態が何十分と続くもんだから、さすがに俺もイライラしてきちゃったんだよね…。
暑さもあって、このピリピリした空気もあってさ。だから怒鳴っちゃったんだ。

「言いてぇことあんならハッキリ言えよ!」

…って。
今じゃかなり後悔してる。
それのせいで言い合いになったから。
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