short story

□◆それゆけ岡本家◆
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結局、ゆいには逆らえなくてOKしてしまった。
山ちゃん承諾してくれるかな。

「じゃあいってくるよ」
「いってらっしゃーい!」

ゆいはお願いきいてあげた時だけ優しい。
それが達成出来ないとボスキャラfaceに逆戻り。
怖いなぁ。怖いなぁ。
頑張らなきゃなぁ。

とりあえず仕事場に向かう。





スタジオに着くと、薮くんと光くんと山ちゃんが先に来てて話してた。

「おはよう」
「あ、圭人! おはよ!」
「はよー」
「グッモーニン圭人!」
「発音が違うよ光くん。good morningだよ」
「まぁまぁ。ノープロブレム!」
「Oh,This is big problem.But,don't woory.I can teach English for you.You are」

そこでいきなり、光くんが急いで僕の口を塞いだ。

「や、圭人、ごめん全然わかんねーから。プロブレムくらいしか分かんなかった」

いつになったら手退かしてくれるのかな。
まあ、それまで待ってようかな。

「…圭人? 大丈夫か?」
「ぷは」
「ん!?」
「や、退かしてくれるまで待ってようかなって思って」

僕がそう言うと、光くんは「お前すげーな」って笑った。
なにが凄いんだろう?
ま、いっか。



 
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