long story

□Loved... 14
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しばらくして周りを見渡すと、他の患者さん達が集まってきてた。


「だ、大貴……」
「……あ」

二人して顔を真っ赤にしてると、冷やかしの声とか拍手とかが沸き上がった。

その中心にはリハビリの先生。

「いやーまったく。若いっていいな」
「せ、先生何言ってんすか!」
「でもここ病院だからな。あんま刺激の強いことすんなよ。他の患者さん方倒れちまうからな」

先生はニヤニヤと笑いながらリハビリ室に戻っていった。

他の患者さん達もつられるようにそれぞれ戻っていく。





一気にガランとした廊下に、ポツンと二人だけで立ってた。




段々可笑しくなって、顔を見合わせて笑った。


 
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