short story![](http://id17.fm-p.jp/data/104/yuinovel/pri/91.gif)
□SEVENSH
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このセブンスの奴らと居るときは、嫌なこと全部忘れられた。
親父のことも、母さんのことも。
でもずっと一時も忘れたことないのが、ゆいのことだ。
気が付けば心配してる自分がいる。
俺が気にかけたって仕方ないことなのに。
「何だよスケ。どうした?」
いつの間にか、隣にはジュネスが座ってた。
ちなみにスケってのが俺のニックネーム。
……気に入らないけど。
「いや、別に…」
ジュネスは隣でふーんとつまんなそうに口を尖らせた。
そんなある日のことだった。
またいつものように親父より先に起きて、着替えて家を出る。
そこまではいつも通りだった。
家を出たとき。
一人の女子高生が目に入った。