short story

□SEVENSH
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このセブンスの奴らと居るときは、嫌なこと全部忘れられた。

親父のことも、母さんのことも。



でもずっと一時も忘れたことないのが、ゆいのことだ。
気が付けば心配してる自分がいる。
俺が気にかけたって仕方ないことなのに。



「何だよスケ。どうした?」

いつの間にか、隣にはジュネスが座ってた。
ちなみにスケってのが俺のニックネーム。

……気に入らないけど。


「いや、別に…」

ジュネスは隣でふーんとつまんなそうに口を尖らせた。















そんなある日のことだった。
またいつものように親父より先に起きて、着替えて家を出る。
そこまではいつも通りだった。




家を出たとき。

一人の女子高生が目に入った。






 
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