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□SEVENSH STORY 2
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「まぁそれで驚くんならやめとけ。お前じゃ命100個あっても足んねーよ」
ジュネスはそう言うと振り返って歩き出した。
合わせてチビも一緒に歩きはじめる。
……やっぱダメか。
視線を足に落とした。
もう靴がボロボロだ。
強くなる、なんて元より無理な話だったのか。
…まあいいや。
別にこのチームじゃなくたって構わない。
ただ強い奴らがいるとこならどこだっていいんだ。
無造作に転がったままになってた鞄を拾い上げて歩こうと思った、
その時だった。
「なんで?」
顔を上げると、まだあのチビが立ってた。
「……あ?」
「僕らのチームに入りたいと思ったんだろ?なんで?」
聞いてどうするんだ。
そう言おうとしたけど、あんまり真っ直ぐな目で見つめてくるから全然違う言葉を口にしていた。
「強さ、って何なのか…知りたくなったんだ」
言った後で、なに変な事言ってんだって笑いそうになったけど、チビは一切笑うことなんてしなかった。
つられて思わず真顔になる。