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□SEVENSH STORY 2
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「……分かった」
沈黙を破ってチビが静かに言った。
『分かった』?
「僕は知念。よろしく」
そう言って近付いてきながらも、チビ……知念は俺から少しも視線を外さない。
そのまま手を差し出された。
「…いいのか?」
「うん。ほら、握手」
目の前に差し出された小さな手を見た。
こんなに小さい奴でもこんなに強くなれてる……。
俺とは何が違うのか、知りたいんだ。
その手目掛けて腕を突き出す。
パシン、と気持ち良く音が響いた。
そんな知念の後ろでは3人が驚いた顔で立ち尽くしてた。
強くなるんだ。絶対。
廃墟の中に戻ってく知念の背中を見つめて、決意を新たにしたその時だった。
後ろから肩に手を置かれた。
「……お前、知念に何したんだ?」
振り返ると神妙な顔付きの――ジュネス。
「何って…」
「んな簡単にチームに入れる奴じゃねぇんだよ、アイツ」
「……?ハッキリ言えよ」
ジュネスの顔を見つめる。
何か迷ってるような、微妙な表情をしていた。
重苦しい口を開く。
「このチームじゃ知念の言うことは絶対だ。
けど……俺は認めねぇからな」
そう言ったジュネスの目は、相当険しいものになっていた。