short story![](http://id17.fm-p.jp/data/104/yuinovel/pri/91.gif)
□きみがすき
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「篠嵜、今度どっか遊びに行こうよ!」
中島裕翔、ただいま絶賛、
緊張中。
平然と誘ってるように見えるでしょ!?
実はいっぱいいっぱいで、足が震えそうなんだよ!
「いいよ。どこ行く?」
笑顔でそう答えてくれた篠嵜に、安心感からのため息。
「どこ行きたい?」
「んー…じゃあ…中島ん家行っていい?」
心臓が止まりそうになった。
家に来る。
確かにそう言った。
僕は声が裏返るのも気にできないほど緊張してた。
ついこの間まで、僕の中で篠嵜はただの友達だった。
男女の枠を越えた親友っていうか…。
2人でもよく遊ぶし、相談とかもしてた。
でもある日、スピード関係なしに走ってくるバイクから守ろうと腕を張った時。
思いっきり、触ってました。
なんていうか…ほら、その、あれを。
篠嵜は全然気にせずに笑ってたけど、僕としてはもうその時から女としてしか見れなくなって……
もう!
忘れられなくなった。
篠嵜!!!!
……の、胸の感触を。
最低じゃん…。