気恥ずかしさに俯くカガリが、アスランの白衣の胸元部分をキュッと掴む。 「せん、せぃ…」 「…カガリ?」 カガリからアクションが起こるのは珍しい為、どうしたのかとアスランは聞き返す。 「ぃ、今…先生って、呼んだよ…?」 俯いているカガリの顔は見えない。 だが、つまりは、 ───キスをして欲しい …という事─── まさかのおねだりに、アスランも一瞬止まってしまった。 「イケナイ子だな…」 可愛らしく誘うその仕草と言葉に、溜息混じりに呟くアスランだが、顔は嬉しそうに綻び、カガリの滑らかな頬を軽く擦る。 「…んッ…」 擽ったそうに小さく震えるカガリに更に笑みを濃くし、アスランは囁く。 「ほら、上向いてくれなきゃ、出来ないだろ…?」 そう告げられると、少し躊躇うようにゆっくりと顔を上げるカガリ。 視線が絡むと、少し赤かった頬が更に赤くなり、恥ずかしそうに眉を下げ、唇を噛む。 クスッと笑み零しアスランの唇が近づいてくると、カガリはゆっくりと瞳を閉じる 「噛んだままじゃダメだろ?」 吐息が掛かるくらいに、唇が触れ合う寸前の近さで声を掛け、唇を重ねずカガリの唇をペロリと舐めるアスラン。 「…ひゃっ!」 狙い通りに口を開いた瞬間に唇を重ね、カガリの口内に舌を差し込み、逃げられないように、後頭部に手を軽く添え、舌を歯列に這わせゆっくりと舐め上げる。 |