ギアス文
□遠い日
3ページ/9ページ
「…早く君を逮捕するべきだったよ…」
――まだ君が、戻れるうちに
――僕が君を赦せるうちに…!!
「―――!
気付いていたのか……?」
「確信はなかった。だから否定しつづけてきた。
君を、信じたかったから…!
だけど、君は嘘を吐いたね?
僕とユフィに……ナナリーに…!!」
――そう。信じたかった。信じていたかった…!
――なのに…君は…!!
「ああ…そのナナリーが拐われた!」
「―――えっ!?」
「スザク、一時休戦といかないか?
ナナリーを救う為に、力を貸して欲しい。
俺とお前、二人いれば出来ない事なんて―――!!」
遠い昔。少年の頃に交した言葉。
そして、ルルーシュがゼロと知る前ならば、頷く事の出来た言葉。
でも、今は―――
「―――甘えるな!」
.