ある日の出来事<日吉編>
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「若」


「若」


「わーかーしー!」


「まったく…寝てるよこの子。」


人の家に来ていきなり寝るとは…どれだけ疲れてんだ。


「起きないと悪戯しちゃうぞ〜っと…」



そっと触れてみた若の髪の毛はとてもさらさらしてて。



「…無防備すぎでしょー。襲っちゃうよ?」

なんて冗談を言ってみたり。






「何で俺が襲われる側なんですか。」






起きてたんですか,そうですか。





「だって若可愛いんだもん。」



「喜べません。それに…」

「それに?」










「俺が無防備なのは,あなたの前でだけですよ。」







ああもう,そこで微笑むのは反則でしょ?




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(あんたに勝てる気なんてしない)(俺もです,正直髪撫でられたときドキッとしました)(…この天然たらしめ)(その言葉あなたにそっくりそのままお返ししますよ)


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