コナン長編

□車線変更Act.3 自壊―ジカイ―
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気付くと和葉は自分の部屋でへたり込んでいた












う、そ…………



嘘…………や、



嘘や



嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘!!!!!




こんなん嘘に決まっとる!!




だって平次の事は昔からよぅ知ってるけど
そ、ん、な、素振り見せた事無い!!





誰よりも平次の事はウチが知っとるんや!





それに………アタシと平次は‥ただの幼馴染みと違うもん!!







高校1年の秋……

押し問答の末、大好きな人と
公園でキスをした




平次にとっては思春期のちょっとした好奇心やったんかもしれへんけど、アタシは………死ぬほど嬉しかったんや



小さい頃から


『平次のお嫁さんになりたい』


そう思ってても特別進展もなく高校3年になっとった


周りは彼氏持ちの子ぉが増えて卒業と同時に結婚する子も居てた


羨ましい、とこぼすと

『和葉には服部くんがいるやないの〜』

『ラブラブなんやから結婚なんか直ぐに出来るって〜』



根拠の無い言葉に苦笑いしていた高校生活







『私と新一よりも現実味あると思うよ』




この前 電話で蘭ちゃんに言われた台詞

そん時は単純に嬉しかったけど




そうや………


蘭ちゃん、この事知っとるんやろか?





確かめて、
どないするん?




こんな事、


聞ける筈も


言える筈も無いやん…!






「……平次ぃ………」



机の上の写真立てを握り締めて和葉はボロボロ泣き崩れた...........
 
 
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