コナン短編
□偽りの夜明け
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それは秋空の下
紅葉の揺れる公園の並木道……
「オレとHしてみない?」
オレ、
黒羽快斗は質の悪い冗談を言った。
そりゃあ、平次と出来るなら死んでもいい位嬉しい事だけどさ。
「…………ええよ。」
完っっ全に
予想外な答えが返ってきてオレは飲みかけの缶コーヒーを地面に落とした。
「……冗談だよ、冗談っ!‥平次いきなりマジな顔するんだもん、ビックリしたじゃん!」
ははは、と笑い飛ばして話題を変えようとした
その時、
キス、してきた。
あの 平次が。
オレの想い人、服部平次が。
心臓が口から飛び出るかと思う程 驚いて目を閉じる余裕さえ無かった
バカ平次。
体が震えてきちゃうだろ?
うっすら舌なんか入れて来るなよ
オレ 嬉しすぎて絡めちゃうぜ?
「………ふ、‥ン…」
「ピチャ…っ、チュ、‥」
鼻息が荒くなってく平次に興奮して、
オレは背中に手を回してキツく抱き締めて舌を吸った。
《恋敵》のオレにキスなんかして、
バカ平次。