コナン長編

□車線変更
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不安は早速的中した

検査入院を2週間で解放されて
家で“退院祝い”と称して親父と母さん、博士や蘭も交えて喜びを分かち合ったあと

『やっと元の生活に戻れたぜ〜♪』

と学校に意気揚々と登校したら

『留年』

と担任に宣告された

出席日数の足りない俺が補習も無しに卒業出来るとは思ってなかったけど

“留年”はねーだろ!?

両親と学校側を説得していたらどこから聞きつけたのか
有り難い事に警視庁からの口添えを貰って
各教科の大量の課題をクリアーすれば
“卒業を許可する”
という特別条件を取り付けた



で、
12月に入れば仮卒で受験勉強一本の筈が
俺は登校と課題の毎日を送っていた.......



「くあ゛〜〜、やっと英文クリアか…‥あと世界史と生物もか‥とっとと終わらせて受験勉強してぇーー!」


背筋を伸ばして机に突っ伏した
今頃こんな所を勉強しても受験には関係ないと言っていい
だが、その“受験”をする為の卒業資格を取るのに必要不可欠だから仕方ない

クラスメート達からは
『工藤、受験すんの?!来年受けるんだと思ってた』

『余裕だなー』

と口々に言われた




「一年棒に振るつもりはねーんだよ」


もう無駄な時間は…………
 
 
 
 
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