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□天の邪鬼
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出会いは突然やって来るもので、
自分では勝手に決められない

それは運命にも似ている必然かもしれないし、
神が気紛れに決めた…
なんの意味もない出来事なのかもしれない



どちらにしろ私は、そんなものは信じないけどね。



少し自嘲気味に、そんなことを思ってみる。


そんな天の邪鬼な私にも、良い出会いというものはあるらしい


貴方に会った時。
始めから馬鹿だと決め付けた私は、正直少し痛い目というものをみたのかもしれない。
まさか、あれ程までに計画通りにいかないとは、ね。
その上、人生で2度も袋に詰められるとはね。


私は貴方に負けたのかもしれない。…まぁ認めないでおこうかな、私はプライドが高いとゆう設定だし?



何故だろう。
私があなたより優位に立って、少しだけ優越感に浸っただけで、すぐに私はどん底まで突き落とされたような感覚に陥る。いや…実際突き落とされた。

それは私のせいなのか、それとも、貴方のとんでもない強運と、無駄に恵まれた部下達のせいなのか。

どっちにしろ
私は、とんでもない相手を敵に回したのかもしれない。
絶対に認めないけどね。

私が、正しい
私が全て


それで何が悪い。
私はこれで、今まで生きてきたんだもの。
貫くのが礼儀ってものじゃない?



『今からでも遅くない!』


貴方はそう言ったけれど、そんなのは綺麗ごと。
変われるわけないもの。絶対に無理。


だけど、少しだけ…ほんの少しだけ…信じてみても良いかなと思えたら


貴方…有利は、私を変えられる?

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