NOVEL

□これが恋なのか。
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猛暑、だ。



外では沢山のセミが鳴いてるからその鳴き声のせいで暑さが増す。



「暑いよ…こんな暑さじゃ宿題も進まないよ」



そんな暑さの中、沢田綱吉は今、大量に残っている宿題と格闘していた。



最初のうちにやっておけば良かったと綱吉本人だって今頃後悔している。しかし…



7月はずっとゲームや、遊びに行ったりしていて宿題を放置していた。



8月は雲雀や骸につきまとわれ、色々なことをされてやる時間さえなく、今やっと宿題に手をつけ始めたところだった。



残っている宿題は自由研究に読書感想文、漢字のワーク…他にも沢山残っている。



やってあるほうのが少ないと言ったほうがいいだろうか。



今日は8月25日。このペースで全部終わるのか、綱吉も不安になってきた。



「終わんない…しかも漢字わかんないよー」



漢字のワークには答えがあったのだが、リボーンに取り上げられ考えるしかない。そのリボーンも外出中で、綱吉は一人。



その宿題も最初はいいペースで進んでいたが、だんだん飽きてきていて、ゆっくりになっていった。



そしてとうとうその手は止まってしまった。





「もうやだー…せっかく答えがあったのに…リボーンのやつ」



もっていた鉛筆を机の上に置いた。



綱吉は大きく溜め息をつくと、後ろにあるベッドにもたれ掛かる。









「骸…今なにしてるかな」



いつもしつこくつきまとう、六道骸。



変態な一面もよく見せるが、優しいところもある。



そんな骸にいつの間にか綱吉は…







惹かれていた。

 

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