反逆連載2(r2編)凍結

□エデン〜僕らの理想郷〜
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―――2018・10・エリア11

その部屋は、ルルーシュ、サラ、ロロの三人が普段寛ぎの場として使用している場所だった。正確には兄と弟と従姉と設定されている。そして、彼、ロロは弟役として常に兄のルルーシュと従姉のサラを監視するのが任務。だが、その彼は今やルルーシュの駒。最早その任務など無効になっていた。のびのびと表面上では従姉と弟が寛いでいるという長閑な一時に不釣り合いな連中がどかどかと室内に踏み込んできた。


「やはり!」



紅茶を啜りながらサラとロロは声の主に目をやる。そこにはビジネススーツを着た男達。


「誰?」



彼等の足元を見ながらサラは唸るような声音で男達に尋ねた。やや泥のついた革靴。しかし男達は彼女を無視し、ロロに問いただすような口調でのべた。


「ロロ・ランペルージ。この状況を説明していただきたい」


「この状況って?」


「監視カメラ班の連中は、そこに映っていたのが十日前の映像だったのにもかかわらず、異常なしを繰り返す――問い詰めても、ルルーシュ・ランペルージは自室にいるの一点張り。そして、サラ・スタンフィールド」


男の視線が漸くサラに向けられた。


「貴様もルルーシュ・ランペルージ同様、映像に疑心を抱く点が幾つもある」


男は懐から銃を取り出し、銃口をサラに向けた。すると、ロロがゆっくり男達の前に歩みよる。


「ああ。そういえば、君達は二日前に配属されたんだったね。欠員の補充で」
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