短編
□Shuffle / stay night
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?(何処ここは。・・・剣が刺さってる!?)
『体は剣で出来ている』
俺は夢を見ているのだろう。
『血潮は鉄で、心は硝子』
剣が無限に刺さる丘の映像。
『郁たびの戦場を超えて不敗、
ただの一度の敗走もなく、
ただの一度の勝利もなし』
頭に響く声と映像。
『担い手はここに独り、
剣の丘で鉄を打つ』
剣をこちらに向ける女性の映像。
大剣に囲まれている女性が手を伸ばす映像。
何かに取り付かれた様な女性が泣いている映像。
『ならば、我が生涯に意味はならす』
覚えのない映像。
まるで他人が体験した映像を見せられている感じ。
『この体は、無限の剣で出来ていた』
?(変な感じだ。・・・とても懐かしく、悲しい感じ?)
崩れていく世界の中に、赤い服をまとった男が見える。
男「もうすぐ全てを思い出す。・・・その時全てが始まるだろう。・・・お前は果たしてどんな選択をするのだろうな」
世界が暗く変わって行った。
俺の奇妙な運命が動き出す。