妄想小説T*
□●夏色パープル●
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「あの・・・・・・・・・////。」
「んー?」
「キラ・・・・・・・////?」
「なぁに、ラクスv」
一方、カガリたちが痺れを切らしている方、もう二人のキラとラクスは未だ荷物が置いてあるコテージの中に居たままだった。男女別々の部屋に分かれ、着替えたら各自ビーチに集合・・・・だったはずなのに。
カガリと同室、ラクスはおずおずと扉の向こうに立っているであろう人物に声をかけた。
「キラはビーチに行かないんですの?」
ラクスが話しかける相手、ドアの向こうにもたれていたのはキラだった。キラは姿を見せず声を血策するラクスに見えもしない笑顔を向けた。
「行くけど・・・・・・・・まだチェック、してなかったなあと思って。」
「チェック・・・・・・・・。」
どきりと、なぜか嫌な予感がしながら恐る恐る繰り返すラクス。
そんなラクスの予感をばっちり裏切らないかのように、キラが笑った。
「水着、見せて♪?」