妄想小説T*

□●夏色パープル●
1ページ/7ページ

●夏色パープル!●


 光り輝く太陽と、同じく輝く砂浜は限りなく白く、きらめいていて。

 海の色は一色で表せないくらいに、美しいブルーとグリーンで埋め尽くされていた。




「なぁ、カガリ。」

 ポーン、ポーン。

「ん、なんだよアスランっ。」

 ポーン、ポーン。

 そんな中、金色の髪の少女が持つプライベートビーチなる場所でビーチボールを打ち合うのはたったの二人。いや、本当ならば四人で広いビーチに遊びに来ているはずなのだけど・・・・・・。


「キラとラクスは?!」

 ぱしっ。

 アスランが、着替えに出てすでに40分以上もたつことに痺れを切らしビーチボールを強く打ちつける。確かに、同じ時間に着替えだしたカガリは10分足らずで砂浜に戻ってきたというのに・・・・・。

「んなの知るかっ。私だってラクスと遊びたいっ。」


 カガリは、そんなアスランのボールをうまく返しながら、四人の泊まるコテージを見やった。

                  
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ