妄想小説T*
□●夏色パープル●
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●夏色パープル!●
光り輝く太陽と、同じく輝く砂浜は限りなく白く、きらめいていて。
海の色は一色で表せないくらいに、美しいブルーとグリーンで埋め尽くされていた。
「なぁ、カガリ。」
ポーン、ポーン。
「ん、なんだよアスランっ。」
ポーン、ポーン。
そんな中、金色の髪の少女が持つプライベートビーチなる場所でビーチボールを打ち合うのはたったの二人。いや、本当ならば四人で広いビーチに遊びに来ているはずなのだけど・・・・・・。
「キラとラクスは?!」
ぱしっ。
アスランが、着替えに出てすでに40分以上もたつことに痺れを切らしビーチボールを強く打ちつける。確かに、同じ時間に着替えだしたカガリは10分足らずで砂浜に戻ってきたというのに・・・・・。
「んなの知るかっ。私だってラクスと遊びたいっ。」
カガリは、そんなアスランのボールをうまく返しながら、四人の泊まるコテージを見やった。