妄想小説U*

□●ユウペエス●
1ページ/8ページ

●ユウペエス●



 あっけない朝が来ることに、自分は慣れていなかったから?

 いつの間に、眠って朝が来ることが怖くなってきて。



 眠くないから、いいや。



 テラスに出て、夜風に吹かれてそう思ったら、本当に眠れなくなった。
 海辺の風は強く、前髪が引っ張られるくらいになびく。



 少し寒くて、肩を自分で抱くようにしたら、少しだけ報われる気持ちになった。


           
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ