◆唄◆
□潰れそうな心
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あなたを見つめていたくて
あなたに見つめていて欲しくて
それなのにあたしは、どうして逃げてしまったんだろう。
ずっと欲しかったものは一緒で
望んだものも同じなのに
どうして
あたしは臆病だから
１つのことだけを想うのが
苦しくて、苦しくて、どうしようもなかった。
失いたくなんかなくて
逃げ出したくなんかなくて
それでも、でも。
やっぱりすごく、怖かった。
泣きたくなんかなかったよ。
ずっとずっと、君の傍で。君の隣で。
ずっと、笑ってたかったよ。
欲しかったものは一緒だった。
ずっと昔から、一緒だった。
ねぇ。
なんで望めば望むほど、この存在は危うくなってしまうのかな？
ねぇ、ねぇ。
ただ、怖かっただけなんだ。
君の事、想うほどに…
―――愛するほどに。
『あたし』という存在は、どんどん強くなった気がした。
だから…だから、ゴメン。
ずっとずっと、一緒にいたかったです。