BL小説

□last letter
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十代目が亡くなった後、一枚の手紙が見つかった。それは俺宛だった。手紙をひらくといつも十代目が書いていた少し丸めの字で「獄寺くんへ」と書いてあった。もうこの字で「獄寺くんへ」なんて書いてもらえる事はないなんて・・・十代目は必ず俺が守ると決めていたのに・・・




【last letter】




獄寺くんへ
俺はもうすぐ死ぬと思うんだ。超直感でなんとなくわかるんだ。だからね、最後に獄寺くんにこの手紙を書くよ。
獄寺くん君はいつも俺のそばにいてくれたね。俺のために色々してくれて感謝してる。
俺は中学校のときホントいうと君が怖かったんだ。今じゃありえないけどね。今は君が優しいってこと知ってるから。
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