BL小説

□そばに...
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「ひばりっ?ひばりっ!?」
「うるさいな。静かにできないの。」
「だって雲雀が目を閉じるから。」
「ハァ…ねぇ、武好きだよ。愛してる。僕のそばにいてくれてありがとう。」
「な、何言ってんだよ。そんなこといって雲雀が死ぬみたいじゃん!!」
「僕が死ぬわけないでしょっ!」
「そうだよな…」
「…キスしてよ」
「あぁ。何回でもするから俺のそばにずっといてくれよ、雲雀…」
「あたりまえでしょっ。」

チュッ…チュッ…

「ひばりっ、好きっ。大好きっ。愛してるっ。」


ごめんね、嘘ついて。やっぱり僕は死ぬみたい。ずっとそばにいたかったよ…
でも、君の腕の中で君の愛の言葉をききながら死ねて僕は幸せ者だね。あぁ、意識が遠のいていく…愛してるよ、武…

最後にみた君の顔はとても綺麗だった…






〜fin〜
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