★庭球★

□貴方に染められて…
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と言い残して教室を去ろうとすると…

柳生:「!!!!!」

後ろから突然腕を捕まれ抱きすくめられた。

仁王:「俺を一人にする気か柳生。」

柳生:「私はこれから部活がぁ・・・!」

不意を突かれ仁王君にキスをされてしまった。
私はただ心の中で誰にも見られませんようにとただ祈るばかりだった。

仁王:「柳生。お前を誰にも渡しとうない…」

突然の告白に私は戸惑った。

柳生:「貴方の気持ちは分からないでもないですけどこんな場所でしなくても…」

仁王:「俺の事嫌いか?」
柳生:「貴方はどうして理性と言う言葉が分からないのでしょう。」と言い残して教室を去る。

だけど、彼の視線はとても孤独に感じられた。



テニスコートに広がる青空の下、私はラケットを握ってボールを追いかけていた。

とてもリズミカルにボールが弾む。

「柳生」と凄みのある声で私のことを呼んだのは、副部長の真田であった。

真田:「仁王はどうした?」

柳生:「彼ならサボリだそうです。」

私は何のちゅうちょもなく返答した。

真田:「まったく、たるんどる柳生申し訳ないが仁王をここになんとしても連れて来てはくれないか?」
柳生:「構いませんよ。」
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