03/01の日記
22:01
小話・お風呂に入ろう
---------------
☆四つ葉小話(双子ちゃん3,4歳くらい?)
「ままー、おふろ!」
おふろ、おふろ!とグラサがロックオンの手を引っ張る。
シャンプーハットをして髪を洗ってもらうのが、最近のグラサのお気に入りなのだ。
「ちゃんと着替え用意したか?」
したー!とグリーンのパジャマを見せるグラサに、よし、とロックオンは微笑む。
すると、ロックオンの服の裾がくいくいと掴まれた。
「ん?どうした?」
「おれも、ままといっしょがいい」
アスルが「だめ?」と上目遣いで見つめてくる。
刹那そっくりの顔でそんなことをされて、思わずロックオンは少し頬を赤らめた。
「・・・だめだ」
ロックオンにかわって、刹那がアスルの頭をぽんと叩く。
たいていはアスルを刹那が、グラサをロックオンがお風呂に入れている。
時々クリスティナやフェルトがグラサを、ティエリアやアレルヤがアスルを入れてやることもある。
「ままとはいりたいー!」
アスルが駄々をこねると、「みんなではいりたいー!」とグラサが便乗してくる。
さすがに4人で入るのは無理だろうと思って、ロックオンが口を出した。
「じゃあ、今日は交代するか?俺がアスルとで、グラサはパパに入れてもらいな」
「「こーたい!」」とはしゃぐ双子を尻目に、刹那が恨めしそうにロックオンに視線をやった。
刹那が女の子のグラサをお風呂にいれるのに抵抗があるのは知っていたけど、ふたりして駄々をこねられると大変なのだ。
「ほら、グラサだって刹那と入りたがってるんだし。髪洗ってやってくれよ」
な、とロックオンが言っても刹那はむすっとしている。
刹那がむくれているのはグラサのことだけではないのだが、ロックオンはわかっていない。
そんな刹那に気づいたグラサが、ぱぱ、と抱っこをねだる。
そして、抱き上げられ刹那の首にぎゅうっと抱きつきながらこう言った。
「ぱぱがだめだったら、てぃえにぃにたのむもん」
それを聞いて、刹那の顔が変わる。
「わかった、髪を洗えばいいんだな」というセリフに「やったぁ!」とグラサはご機嫌だ。
「そのかわり」
刹那がグラサとアスルに向けて口を開く。
双子はきょとんとして、父親を見上げた。
「明日は俺とロックオンが一緒に入るから、お前たちはフェルトたちに入れてもらえ。・・・グラサがティエリアに入れてもらうのは禁止だ」
呆気にとられて、みるみるうちに赤くなるロックオンに気づかず、双子は「「はーい!」」といい返事をした。
END
小話にしては長い・・・。
せっちゃんがお風呂入れる役が交代するのを嫌がった理由は実はもうひとつあったというお話です。
男の子のアスルがロックオンと入ることに、ちょっと妬いたみたいです。笑
21話の感想はまた明日に。
本編は見れてませんが、待受はとれました!!
帰宅途中にニコ動のモバイルにあがってた感想用動画に、パスを書いてくれてる人がいたのでv
・・・なんだかブシドーがちょっと美人で変な感じがしました。笑
以下、拍手お返事。
たくさんの拍手ありがとうございます!
楓サマ>
こんばんは!心配してくださって、ありがとうございます。
そうですよね。せっさんが男前すぎて、でもひとりで抱え込んじゃう成長はつらすぎる!と思ってわたしも見てました。
わたしの書いたお話が楓サマのダメージをちょっとでも軽くできたらなら、とっても嬉しいです!
四つ葉はもう、ティエ様を書くのが楽しいですvv
このシリーズに関しては、アレルヤが貧乏くじキャラになります。笑
グラサのお風呂ネタがツボにはまったので、早速つかわせていただきました。ネタをありがとうございます☆
魔性シリーズの兄貴は、ひたすら可愛くなっていってます。
だらだら続いているシリーズなので、終わる!と気負わずに一区切りをつけるというくらいの気持ちで書こうと思います。
ロク受けオンリー羨ましいですー!!
楓サマもお体気をつけてくださいね。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]