06/28の日記

20:04
突発的すぎる小話
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Gフェスのパンフをやっと買いました!
ほぼすべてのキャストさんからメッセージがあって感激です。
ただ・・・一期のクリスやリヒティも欲しかったです。。。去年のほうにあったのかな。






ダブルパロ?で仄暗いというか・・・って感じです。
ご注意を。



躊躇いがなかったといえば嘘になる。
ティエリアが少し怪しんでいることも知っていた。

それでも。
諦められなかった願いがある。


すべてを無くしたと思っていた。
いや、考えてみれば、始めから何も持っていなかったのかもしれない。

でも、彼が、両腕に抱えきれないほどたくさんのものをくれたから。
笑顔、仲間、痛み、切なさ、涙、愛おしさ。数え切れないほど。


だから、何も知らないころには戻れない。


彼がいて、明けない夜などないと知った。
宇宙の果てであろうと、必ず光が照らしてくれると。この光は刹那に届くと。

彼を失って、知ったのは。
夜がこない日などないのだということ。
彼がいなければ、変わらず闇は刹那を取り込もうとすること。


だから、もう一度手を伸ばそう。


禁忌を犯し、どんな咎を受けるのかはわからない。
せっかくできた仲間たちに侮蔑されようとも。
何を代償に失っても。

たとえこの身体すべてを失おうとも、彼のいない世界で生きていくくらいなら。
喜んで、何だって差し出せる。


もし成功して彼が蘇ったとして。
悲しむだろうか。苦しむだろうか。憎むだろうか。
それでも、愛してしまったから。


刹那は巨大な錬成陣を見つめ、笑った。

目を閉じれば、瞼の裏に彼が見える。
寂しそうな顔で、刹那に笑いかけていた。


もう、さびしくなんてない。
俺も、お前も。



END


・・・どんな設定でも、書いてることは毎回同じな気がします。。。

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