妄想小説

□ドキドキ
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今日は私の友達と彼氏とその友達のいつものメンバー四人でご飯を食べに、少し家から離れたところまで行った。
私と彼氏はまだ付き合って3ヶ月キス止まりで、それ以上の事はまだお互いしようとはしなかった。と言うより二人とも学校でのレポートだのバイトだの、全然会う時間が無かったというのもあるのかもしれない。だからいつも会えない分メールをしたり、たまに電話でお互いにコミュニケーションをとっていた。
そんな毎日忙しくて全然会うことのできなかった彼氏と友達に会える嬉しさで、私は結構羽目を外していた。
いつもだったら飲まないお酒も結構今日に限っては美味しく思えて、どんどん口に運んで行き。しだいに酔いが回り始めて気分的にフラフラしたような丁度いいような居心地のよさになった。

「今日は本当に楽しいね!!」
お酒を飲んで熱くなった頬に手を当てながら私が言うと彼氏が、
「ホントだよなー。今日はいつもより雪も飲んでいるしカラカイ甲斐があるしな」
笑いながら言う拓は口にビールを運んでジョッキの中を飲み干した。
「本当あんたたちは仲がいいよ!!私達の居場所がないくらいにさ〜」
奈美が言いながら、義樹に目を向けて次に続く気の利いたフレーズを言わせようとしたが
出た言葉がありきたりの「ホントそうだよ!!」と口にしたのを聞いた奈美は少しがっかりしていた。
こんなどうでもいいような内容の話を皆で笑いなが話した。そうしている間にかなりの時間が経ちもう店も閉店するような雰囲気になっていたので、とり合えず私達はレジに行きお会計を済ませて外に出て、また少し下らない話をし始めて30分位経ったころに義樹が少しタイミング悪く
「あっ・・・俺、わりぃけど今日はもう帰るわ」
「えっもう帰るの!!」
奈美は少し大きな声で言った。
「義樹っていっつもタイミング悪いよねー!!今から私の家に行く話ししてたのに」
拓が少しからかう様に義樹の傍に行き話しかけた。
「家に帰ったら女がベットに入って待ってんのか?」
「んなわけないし!!それに俺女いないの知ってるくせに」
「じゃー奈美の家に今から皆で行くべ」
かなり強引に近い感じで義樹も奈美の家に向かって歩いていった。
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