妄想小説

□休憩
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仕事の休憩中私は、ソファーの端に座りご飯を食べた後机下の棚に置いてあった、雑誌を手に取り暇を潰すようにしてページをめくっていく。
どのページを見ても興味をそそる内容のものが載っていなかった。本当に暇潰しの雑誌だった。
そこに少し陽気な同僚が入って来た。少し煩い足音と笑い声。まるで誰かに話しをしたいと言わんばかりの態度で、私の座っているソファーの方に来た。
「ちょっと聞いて下さいよー!!!!」
声だけ聞いていたら分かる同僚の本当に喜ぶ顔。
「そんなに嬉しそうにはしゃいで何かいい事でもあったの?」
「まー少しねっ!!それが店長に呼び出されたんだけど、、、」そう言った彼は少し笑いながら話を続けて言った。
「なんかどうやら俺来月か再来月位に店長に昇進するみたいなんだけど・・・」
今迄店長とかに興味なんか全然なかったのに・・・
「良かったね!!でもなんだか寂しくなるねっ」
彼は、そう言った私の方によって来てソファーのひじ置きに座って私の頭に優しくキスをしてきた。
私はかなりビックリして身動きがとれなかった。
「あっ・・・っ」
彼の手が私の胸を触り始めた。その手もキス同様とても優しく私に接してくるから、だんだんと心地よくなっていく体の反応が分かるのが少し恥ずかしかったけど、とても嬉しい。
「ごめん突然こんな事してしまって。でも俺は君の事が好きだからしたくなった!!」
耳元を舐めるようにして囁きながら彼が私に言った言葉が、くすぐったい様な幸せな気分になり私もその気持ちを素直に彼に伝えた。
「嬉しい。私もあなたのことが前から好きだったの」
その言葉を言い終えると同時位に彼が私の顎に手をあてて唇をそっと近づけて、甘く優しいキスをしてくれた。


*END*

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