文
□Darkness and shadow
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『い……今何して…』
『ふふ………』
ハーデスは不気味にほほ笑みながらまた瞬の方へ歩み寄ってきた。
『やめろ!!……くるな……!!!!』
瞬はハーデスをキッと睨みつけるが、
ハーデスが歩みを止めるわけでもなく、瞬は後ずさるが、やがて後ろの壁とぶつかってしまい、逃げ場を失ってしまった。
ハーデスは瞬の肩上に腕を延ばし壁に手を付く。
『…ひゃぁっ…!?』
ハーデスは何を思ったか瞬の首筋に顔を埋める。
『いやっ…だ…やめて……!!!!』
瞬は再度突き放そうと抵抗してみせるが、手に力が入らずハーデスはびくともしない。
ハーデスは瞬の首筋に印を残そうと、跡をつけた。
『やぁ…っ…いやっ……!!』
力無く振り払う瞬、目には涙が浮かび出ていた。
それでもハーデスを睨み、見上げていた。
しかし、それは逆効果である事を瞬は気付かない。
『ふふっ……いい顔をしている…その顔……余計に世の欲望を掻き立てる…』
一瞬ハーデスの口元が釣り上がった。
すると、ハーデスは瞬の着用していたシャツを切り裂き始めた。
『いやぁ…っ!!…なんで…こんな事……』
瞬は瞳から大粒の涙を零しながら、ハーデスに訴えた。
ハーデスは瞬の上半身を裸にさせた。