NOBEL
□悪ノ召使
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第1章 悪の召使
「ゴーン、ゴーン」
僕らは、期待の声と教会の鐘の中生まれた。
僕ら双子には、それぞれ名前を与えられた。僕は、レン。彼女には、リンという名を・・・
僕ら双子は、とても仲が良かった。ある日・・・
「レン君、お花の冠似合ってるー」
「そっそうかな〜」
「その冠は、あなたがかぶるものでは、ありません。これは、姫。リン様がかぶるものなのです。」
「えっ・・・」
「こっちに来てください。リン様。」
「えっ・・・いやだ!!レン君と離れたくない!」
「レン!お前はこっちだ!」
「リ〜ン!待って!!」
「レ〜ンく〜ん!」
この時、僕ら双子の運命は、2つに裂けた。そう。僕は召使、彼女は、王女という道を進んでいった。