捧げ物
□眠り姫
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錦織のｸﾗｽがﾊﾞﾄﾙﾛﾜｲﾔﾙ対象ｸﾗｽに選ばれた。
優勝して錦織は帰ってきたが病院でずっと寝ている。
いつ、目を覚ますのか医師でも分からないらしい。
明日、明後日、一ヶ月後、一年後…
ようは、植物状態。
それも精神的にきているそうだ。
千石「また錦織のお見舞い？」
亜久津「あぁ…、悪いか？」
千石「別に…
早く覚ますといいね。」
前は、サボりまくっていたくせに今は毎日千石は部活に行っている。
南が死んでから…
錦織と南は同じｸﾗｽだった。
どちらが帰ってくればもう片方が命を落とす結果になる。
奴だってそれくらい分かっているはずだ。
だが、ﾃﾆｽ部の連中の中で千石だけが一度も錦織の病室に入ってねぇ。
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