南受け
□詐欺師の本音
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今回のバトルロワイヤルはランダムのタッグ制。
いったい、誰と組むのかは出発点から出ないと分からん事になっとったじゃけん、支給された機械(全員に渡される)で誰がペアか分かった瞬間、俺は喜びを隠せんかった…
南「な、にを…!!」
仁王「何って敵を殺しただけじゃ。
お前さんはペアじゃから守ったんよ?」
南「なっ!?」
慌てて機械を見て愕然とする南。
どうやら、見ておらんようじゃな。
仁王「これはバトルロワイヤルじゃ。殺さんとこっちが死ぬ。
たとえそれが自分のダブルスパートナーでもな。」
南「だからって…!」
仁王「覚悟はできとる。
俺は罪を背負って生きるぜよ。」
南「仁王…。
分かった、俺も生きる。お前の罪はペアの俺の罪だ。」
仁王「そうか。
なら早う行くぜよ、心配せんでもお前さんは守ってやるナリ。」
南、お前さんは何もせんでええよ。殺すんは俺だけじゃ。
言ったじゃろ、守ってやるってな。
詐欺師だって本当の事ぐらい言わんとな?
お前さんを綺麗なままで優勝してみせるぜよ。
end
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