諒と美幸の甘いカクテル
□古都の夜
挙式の後は…
1ページ/5ページ
古都のホテルのベッドの上で、私はしっかりと夫の腕に抱かれていた。
その胸に身体を預ければ夫の心臓の鼓動が聞こえてくる。
夫の香りに包まれて、その鼓動を聞いていると何故だか昔から落ち着いた。
そして私は安心して眠りに落ちたものだった。
でも今日は眠らないようにさっきから、一生懸命、話し掛け続けてるのに…
諒兄は、髪を撫でて私の眠りを誘う
今日、諒兄と私は、晴れて!?夫婦になりました!
諒兄と同じ苗字のパスポートが欲しくて、入籍だけは先に済ませたから、ひと月程前から法律上も夫婦だったけど、今日、由緒正しきお社でお式を挙げて神様にご報告をすませたの。
それに、その後、大好きな庵主さまにもお会いできて…
花嫁姿をお見せする事もできたから、今日はとっても良い日。
だから…今夜は絶対、諒兄と愛し合いたいのに…