Clap Novel

□5月拍手
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何の曲をテーマに書いているか・・・わかりますか?









「・・・・・・・・・」

無音。

という表現が正しいであろう、それ程までにその教会は静かだった。

私の眼下に広がるのは、無造作なまでに散らばった薔薇の花弁と紫色。

そして、真っ赤な血。

先程まで、この教会で何が行われていたのか私は知っている。

何故なら、私はそこにいて貴方と踊るのを待っていたのだから。

―――貴方はもう動かない。

「・・・・哀しい人・・・・」

私は言った。

この教会には、私と貴方しかいない。

先程までは沢山の人がいたのに、沢山の女が貴方と踊るのを待っていたのに

貴方は呆気なく殺されてしまった。

「貴方は・・・何を思っていたの?」

私は問う。

貴方は答えない。

「いつだって・・・貴方は私を見ていなかった。けれど・・・私には貴方しかいなかったのよ」

動かない貴方の側に膝をついて、私は貴方に話しかける。

貴方が見ていたのは別の女。

1度だけ、貴方は私に教えてくれたわね。

『私にはまだ、1人だけ――・・・・』

「けれど・・・その女にも貴方は・・・可哀想な人・・・けど、私がずっとずっと傍にいてあげる」

貴方の胸に突き立っていたナイフを引き抜き、自分の胸元へ。

「すぐに・・・いくわ・・・だから、だから・・・わたしを、わたし・・・に・・・・」

流れたのは、涙?

それとも、自分の血?

霞む視界。

消えていく紫色。

「・・・・き、だと・・・・・・」

必死に、ただただその手を伸ばして。

私を見て。

好きだと言って。

「あなた、が・・・・みえ・・・・・」

伸ばしたその手を、貴方は取ってくれなかった。






















(それは、ただ哀しいだけの物語)
















グミ「・・・・という感じのお話にしてもらったのですが・・・いかがでしたか?」

ぽ「いやあの・・・いかがですかと言われても・・・・な。てかその神威がくぽ何!?何で物書きやってんだよ!!!!」

ルカ「グミちゃん・・・一体仕事中にどんな話を・・・」







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ヴェノマニア公の狂気をぽルカ版にしてみました、ってお話です。

実は裏でこんな事やってたら面白そうwwwwww

・・・という訳で答えは"ヴェノマニア公の狂気"です!!!

わかりにくくてすみません(笑)!!!












 

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