生徒和谷×先生伊角さんパラレル

□わるいこ先生☆
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「…っ、も、出る、からっ」
和谷が必死に伊角を退避させようとし、伊角は改めて茎の根元まで含み、搾る様にした。
「あっ、…く…っ」
伊角の喉に濁流がぶちあたる。
「んく…」
とても全ては飲み切れずに溢れ、伊角は思わずちゅぽんと鈴口を出した。
比重の重い白濁が、放物線を描いて伊角の頬に飛び散る。
「ん…」
口元からは唾液と精液が垂れ、細い顎から糸を引いて落ちた。伊角は左手でそれを軽く拭い、右手で和谷の性器を支え残滓をちゅるっと吸う。
「…」
吐精の衝撃に荒い息をして和谷の膝が震えているのが、かわいいと伊角は思った。
「…ちょー気持ち良かった」
舐めてきれいにしようとする伊角を止め、和谷はかすれた声で感想を述べる。ペーパーをこれでもかと引き出し、伊角の顔や手を拭いた。
「けど何か」
長い睫毛にも付いた液が、まだ収まらない欲をかきたてる。
「…何かあった? 先生」
和谷は鋭い。
「しちゃいけなかったか」
扉に肘をついて立ち上がり、伊角は和谷を見下ろした。
「先生いつもフェラ嫌がるじゃん」
「いつもじゃないだろ」
「こんな上手かったっけ…」
ねえ先生、と身体を入れ替えた和谷が伸びをして口付ける。
「ん…お前の…真似」
ベルトを外される音に続き、下着とズボンが落ちて冷たい空気に肌が晒された。苦手な精液の味に酔った様で、伊角の思考はまとまらない。
「俺のマネ? こういうワルイ事?」
「ぁ…っ」
しらばっくれる和谷が、秘裂に指を差し入れた。
いつからかローションの甘い匂いがする。最初の頃の失敗に、この生徒はちゃんと学んでいるのだ。
「お前いつもそんな、…持ち歩いて…あぅ…っ」
けれど伊角は色気なく、持ち物検査の時の心配に考えが及んでいた。
「ん…そろそろ、ガマン汁で大丈夫かなって思うけど」
「ば…、んん…っ」
2本めの指の侵入に、教師は生徒を叱れなくなる。懸命に声を塞いでいる手を、和谷がいやらしく舐めた。
「だって自分で濡れて…キちゃってない? 先生」
俺の指、覚えたんだ。いいコだね。
屈辱の言葉の筈が、伊角の身体は快感に震えた。
何歳も若い、同性の和谷からアブノーマルな性交を教えられ、身体を感じる様にされた。それは伊角の恥であり、同時にその恥を和谷だけが知っている事が伊角にとって狂惜しい程の愛情になっている。
「ぁ…や、んん…」
伊角は和谷の舌の攻勢に負けて、遂に成長途中の背中を抱きしめ学ランの肩口で声を堪えた。
「…マジぐちょぐちょになってるよ…ね、前一回出しちゃおっか」
晴れてるから洗濯しよう、というのと同じ調子で告げられると、任せるしかなくなる。
「っ、和谷…っ」
温かい身体が離れ、代わりに性器が体温にくるまれた。
「〜っ」
悲鳴の様な、微かな声が伊角の口唇から漏れる。
「らしていひよ」
「くわ…まま、しゃべる、な…」
微妙に和谷の小さな歯が当たり、それがむずがゆくて腰が砕けそうだ。肛口を指でほぐされながら牡をしゃぶられると下半身がぐずぐずに溶けてゆく感覚がして、伊角は懸命に長い腕を伸ばして壁や和谷の肩を頼りにしようとした。
「あ…だめ、も…あ、だめ…っ、わや…っ」
未成年の口の中に欲望を放つのは、伊角にはいつも心苦しい。かといってこの状況で引き離せば、和谷の制服を汚す事になるかも知れない。
「んん…」
そんな伊角の逡巡も知らず、和谷は指を最奥まで押し進め、くるっと回した。
「あああ…っ」
同時に茎を甘噛みして吸うと、伊角はひざまずいた和谷の頭を抱く様に背を曲げる。
「ああ…は…あ…」
和谷がすっかり飲んでしまっても、伊角の細く荒い息は止まない。
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