ヤコフ詩集

□ヤコフの詩4
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罪悪はいつも気ままに
精一杯の笑顔で隠す
偽らざる心など無くて
誰もがみんな迷い子の様

思い出はいつも綺麗で
現在進行形の恋を拒む
縛られないと生きられない
依存症の退屈を演じる

言葉は無力で暖かくて
悲しい真実を隠す
赤い右目に映る景色は
曖昧な優しさが溢れる

悲劇的結末を描きながら
一筋の救いを願う
意味の無い事を知りながら
蜘蛛の糸に手を伸ばす

孤独に慣れる事を嫌い
繋がる幻覚を夢見る
放たれた自由は深刻で
後遺症に絆を感じる
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