ヤコフ詩集
□ガラスの詩
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SEEDLESS WORLD
明日への希望は全て絶たれた
君の涙が僕を責めてる
悲しみの大地が消えるまで
このまま君を抱き締めたい
何故 僕らはあの場所で出会い
こうして愛し合ったのだろう
世界が終わる予感の中で
僕は全ての無意味さを知った
未来の種はもう育たない
憎しみの影に閉ざされて
ただ 目覚めの悪いこの朝を
子供のままで過ごしてる
友への手紙はもう届かない
時の欠片に愛を忘れて
思い出の夜空が落ちるまで
あの砂浜で泣いていたい
いつ 僕らはこの地で生まれて
再び巡り合えるのだろう
全てが消える流れの中で
僕はまだ救いを求めている
未来の種はもう育たない
淋しさの虫が笑うだけ
ただ 昔の僕の面影を
明日の君に求めてる