極上小説
□言葉伝わらない想い
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「もう知りません!」
そう言って私に背を向けてしまう
「怒らないで、好き好き、大好き、愛してる」
「許しません!私初めてだったんですからね!」
「そんな…、どうしたら許してくれるのまゆらちゃん?」
一瞬の沈黙の後…
「それじゃ…、責任とってくれますよね?」
「えっ?」
「私にあんな事してまさか責任逃れはしませんよね?」
私は一瞬キョトンしたが
「もちろんよ」
まゆらちゃんを抱き締め
「ちゃんと責任とって、まゆらちゃんを一生愛してあげるわ」
「本当ですか?」
「ええ、本当よ」
「じゃあ…、許します」
まゆらちゃんの言葉に私は安堵を浮かべ
「よかったわ、ふふ」
自然と笑みがこぼれる
「安心したら、眠くなっちゃった。一緒に寝ていい?」
「えっ?でも…」
一瞬まゆらちゃんの表情が曇る
「大丈夫よ、このまま一緒に寝たいだけだから、今日はもう何もしないわ」
「今日はですか…」
「ふふ、もっとしたい?」
「調子に乗らないで下さい!」
「冗談よ、それじゃおやすみなさい」
私はまゆらちゃんのぬくもりを受け眠りに落ちた…