リリなの小説(短編)

□大人の秘め事
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「ゲホッ…ゲホッ」

エリオの精にスバルはむせて咳き込んだ

「だ、大丈夫ですか?」

「んっ、平気。思ってたより苦いねコレ」

心配げに訪ねるエリオに手を振って答えるスバル

「じゃあ次は入れるね」

スバルはエリオにまたがりモノを自身の秘所にあてがう

「いくねエリオ」

「う、うん…」

スバルの言葉に真面目に頷くエリオ

「あっ……くっ……んぐっ……」

エリオのモノが徐々に埋まるたびにスバルは歯を食いしばり苦痛に耐える

そして

「はあ…はあ…全部入ったよ……」

エリオのモノが最深部にまで入った

「って、スバルさん!血が出てます!!大丈夫ですか!?」

エリオは結合部から血に気がついてスバルにそう問い掛けた

「大丈夫って言いたいけど……やっぱり最初は痛いね…」

苦笑い気味に答えるスバル

(最初ってまさか!?)

スバルの言葉に内心で何かに気付き

「スバルさんもしかして初めてなんですか?」

「うん。そうだよ」

エリオは恐る恐るスバルに質問したがあっさりと返されてしまった

「ど、どうしてこんな事……」

「それは後で説明するね。さっきからエリオの腰が動いてるから」

「そ、それは……その…」

スバルの指摘に動揺するエリオ

「慌てなくていいよ。私が動くから……」

そう言いスバルはゆっくりと腰を上下に動かし始める

「んっ…あっ…ふっ…」

まだ痛みがあるのかスバルは苦痛の喘ぎを漏らす

「んっ…ふっ…んっ…あっ…」

(段々気持ちよくなってきたよ……変に思われてないかな……)

徐々に自身に湧き上がってくる快感を得るスバル

「うあっ!スバルさんの中が熱くなってきてます」

「んっ…あん…凄いよ……腰が……ああっ!…止まんないよ……」

段々スバルの腰の動きがリズミカルになりエリオは快感に喘ぐ

「も、もうダメです!スバルさん」

「んっ……いいよ…このまま来て!!……」

お互いに腰の動きが早まり

「うあああっ!!」

「ふあああっ!!」

同時に絶頂に達した

「んっ……凄いよ、中でエリオのがビクビクしてる…」

スバルはエリオに倒れ込み中に溢れる精を受け止めてそう言った

情事の後、お互いに一糸纏わぬ姿でベッドに横になる2人

「あのスバルさん」

「何?エリオ?」

「何であんな事したんですか?」

エリオは気になりスバルに質問した

「あのね。私ね、男性局員の話してる所を偶然聞いちゃったんだ」

「はあ」

「隠れて聞いていたらなのはさん達の話をしてて私の名前が出て来たんだ」

「それで」

「そうしたら何て言ったと思う?私の事『男みたいで魅力がない』って言ってたんだよ…」

「そんな事ないですよ!」

スバルの説明に男性局員の言った事に怒りを覚えるエリオ

「スバルさんは素敵な女性で魅力があります!」

「ありがとう、でね流石にショックだったし。私だって女の子だって所を証明したくて何かないかなって考えて思い付いたのがこれって訳」

「でも何で僕にする必要があったんですか?」

エリオは疑問に感じてスバルに問い掛ける

「だってさ、やろうと思っても他の男性局員だと怖くて。エリオならいいかなって実行したの」

「そ、そんな理由で……」

スバルの言葉に唖然となるエリオ

「あっ、でもね。エリオは特別だからだよ」

「そうですか……」

「うん。これからもお願いね」

「えっ?」

スバルの言葉に思わず耳を疑うエリオ

「えっと……まだするんですか?」

「もちろんだよ。私の事馬鹿にしたのを完全に見返すまでやるからね」

「ええ―――っ!!!」

スバルの宣言に驚くエリオ

「冗談じゃないよ!本気だからお願いね」

「あ、あはは……」

スバルの宣言に乾いた笑いしか出来ないエリオ

(女らしくしたいからってエッチするのは違う気がしますよ……)

スバルにそう言いたいが彼女の決心に水を差すような事が出来ず心の中で留めておくエリオ。
しかしこの選択がのちのちの運命を変えるとは思わなかったのである
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