リリなの小説(短編)

□六道ユーノさん〈覚醒編〉
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「只今戻ったよ……ってあれ?」

ユーノは無限書庫に入った途端足が止まる

「は、破壊されてる……、な、何で……」

書庫がボロボロ状態になっていてその先には

「おはなしきかせてもらうの」

黒いオーラを纏い微笑んでいるなのはの姿が

「し、司書長、いきなり高町教導官が書庫に入ってきて嫉妬の暴走で破壊行動をせっかくの資料が台無しに……ガフッ」

近くにいた司書がユーノに説明して気絶した

「あ、あああぁぁぁあ……」

頭を抱え膝をつくユーノ

「ユーノくぅん、うふふ〜……」

そんなユーノに構わずに近寄るなのは

「く、クフフ……クハハハ!!」

突如として笑い声をあげ立ち上がるユーノ

「ゆ、ユーノ君?」

「舞い戻って来ましたよ……。輪廻の果てより……」

豹変したユーノに元に戻り戸惑うなのは

「まったくあなたには困ったものですね。いつもいつも無限書庫に来ては破壊する。再生などなくそれを取り戻すのにどれだけ苦労がお分かりですか?」

「え、えっと……」

「ただでされシスコン不倫提督の仕事で大変なのにいくら幼なじみとはいえあなたにはほとほと愛想が尽きましたよ」

「ご、ごめん…ユーノ君」

ユーノの言葉に謝るなのは

「ごめん?クフフ……笑わせてくれますね僕はもう我慢の限界なので実力行使させてもらいますよ」

「ね、ねえその手に持ってる三つ叉の槍は何?は、話し合おうよ」

「踊れ!そして墜ちろ!!」

「にやあぁぁぁああ!!?」
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