リリなの小説(短編)

□六道ユーノさん〈冥王、夜天の王鎮圧編〉
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「まったくクロノ奴……」

ブツブツと文句を言いながら仕事をするユーノ

「なのは大丈夫かな?なんか嫌な予感がするんだよね……」

1時間前なのはがクリスマスの予定を聞かれたが空気読めないクロノが資料を要求した為、クリスマスの予定は仕事になり、なのはは残念そうな表情をして無限書庫を去っていった

「そろそろいい加減にしないといけませんね……クフフフ」

そう笑い司書達の苦情の署名を近くにいた司書に渡して、リンディに届けるように告げた

「ついでにこれも送りましょうか……」

ユーノは匿名でとある人物に映像を送ったのだった

「さて、この後が楽しみですね……クフフフ」

「ユーノ!」

バンという音をたて勢いよく入室するフェイト

「あれ?フェイトどうしたの?」

「なのは知らない!?」

慌てた様子でユーノに問い掛けるフェイト

「1時間前にきたよ。すぐに帰ったけどどうしたの?」

「それが大変なんだよ!!」

「大変?何が?」

「クロノが襲われて大怪我したんだよ!!」

「……はい?」

フェイトの言葉に思わず耳を疑うユーノ

「クロノが?誰に?」

「それがね……局員達の証言では……“冥王が現れた”って」

「なのは……」

申し訳なさそうな表情で答えるフェイトにユーノは頭痛を覚えた

『フェイトさんアラートです!!』

「何があったのシャーリー!?」

アラート音と共にシャーリーの通信が入る

『それが……』

「シャーリー?」

バツが悪そうな表情で伝えるのを戸惑うシャーリー

『八神部隊長となのはさんが街で暴れてます……』

「あの2人は……」

フェイトは頭痛を抑えながら、はあとため息をついた
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