〜大魔王パコブルーと伝説の戦士達〜
□黒々大魔王の恋路
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キーンコーンカーンコーン♪
瑠奈「やった〜、給食だ☆」
日和里「お腹減ったー♪♪」
史汝「今日の献立は、ごはん、牛乳、カレーライス、チーズサラダ、ティラミスね。」
菜乃「ティラミスって。」
唯夏「美羽の大好物・・・」
美羽「ふふっ、今日はアタシの為にあるようなもんだわ♪」
菜乃「美羽、人格変わってる・・・」
10分後
一同「いただきます〜」
日和里「ねー、みんな、屋上行こっ!」
がらららら・・・(教室の扉が開かれた音)
校長「早苗君が大魔王の仲間になった今、最も注意しなければならないのは、普段の生活。
学校に魔族が侵入してきたら、緩んでいては戦いにならん。しっかりな。」
一同「はい!」
日和里「校長は心配性なのよ〜。学校に魔族が侵入するわけないじゃない♪」
史汝「じゃ、屋上に行って、お昼ご飯にしましょうか☆」
美羽「ふふふふふふ。ティラミス・・・」
In 屋上!
ざぁぁ。
唯夏「あ・・・(風だ、春だなあ。あ、桜の花。まだ蕾。ポケットに入れとこ。入れておくうちに桜咲いたりして。)」
日和里「あ、綺麗だね、その桜の蕾。」
唯夏「うん。」
30分後
瑠奈「おいしかった♪
唯夏「ふう。今日の給食もおいしかった!」
咲祈「さ、あとはデザートね。」
美羽「・・・ふふ、ティラミスのお時間よ☆★」
がががががが!!!
一同「!!?」
黒々大魔王「はっはっは。お昼時にお邪魔する。『夢の桜』は渡さんぞ!」
一同「何ソレ。」
黒々大魔王「知らないのか。ならば教えてやろう。『夢の桜』とは、夢を3つ叶える力を持つ桜だ。
しかも!夕方に咲く珍しい桜だ。我々は今それを探している。」
唯夏「(さっき飛んできた桜の蕾が夢の桜だったりして。まさかねー。)」
日和里「ふーん。なんで探してんの?」
黒々大魔王「それはもちろん世界征服をかなえるためだ!!」
一同「・・・(それ言っちゃっていいのかなー?)」
美羽「それってつまり、『世界征服』は自力では叶えられないって思ってるってことよね。随分弱気〜。」
黒々大魔王「う、うるさい!!イオ!!!」
ばんばんばん!!!
▽美羽「い、いたっ・・・」
黒々大魔王「・・・(ズッキューン!!)/////」
美羽「何じろじろ見てんのよ。」
黒々大魔王「え、あ、いや、その・・・(きゅん)/////」
美羽「あ!あたしのティラミス、落ちてぐちゃぐちゃじゃない・・・・・。
おのれ黒々大魔王・・・・・・・・・・・」
黒々大魔王「(ドキドキドキドキ・・・)///」
美羽「ライデイン!!!」
ビリビリビリ!!!!
美羽「どう?恐れ入った???」
黒々大魔王「あ・・・(ドキドキ)///」
〜くろっちビジョン〜(美羽のコメントから。)
美羽「い、いたっ・・・」
←(注)くろっちビジョンだとこうなります。
黒々大魔王「・・・(ズッキューン!!)/////」
美羽「・・・?なんであたしをみてるの??」
黒々大魔王「か、可愛い・・・・・」
美羽「あ。あたしのティラミス、落ちて食べれなくなっちゃった・・・うう。ひどいよ〜、くろっちぃ。」
黒々大魔王「(な、なんだよ、そんな目で見るなよ。困るじゃねぇか。)///」
美羽「え〜ん!!!」
キラキラキラ!!!!←イエローオーラ。
美羽「くろっち?どうしたの???」
黒々大魔王「・・・・お前みたいに可愛い奴、初めて会った。」
〜終了〜
日和里「なんか黒々大魔王さ、違う世界にいってない?」
瑠奈「うん☆」
菜乃「瑠奈、なんでそんなうれしそーな顔してんの?」
瑠奈「だってあたしは恋する乙女、キューティクルピンクよ。こーゆー恋って感じのってウキウキする♪」
史汝「じゃ、この二人の恋物語のあらすじは・・・?」
瑠奈「えっとね、『黒々大魔王は皮肉にも敵である吹部レンジャーイエローに恋をしてしまった。
でもイエローは全然気付いてなくて・・・!!?』ってとこかな。」
唯夏「あー、そーいう漫画とかあるよね。」
美羽「あのさー、よくわかんない話してないで、さっさと黒々大魔王、追い出すわよ。」